従来、大手電力会社が地域ごとに電力市場を独占しており、消費者は居住地の電力会社としか契約できませんでした。それが電力自由化によって、一般家庭も自由に電力会社を選べるようになりました。
現在はガス会社や石油会社などが、電力事業に参入しています。電力自由化により埼玉でも多くの新電力会社が事業を行っており、それぞれお得なサービスを実施しています。それらのサービスを利用することで、電力料金を抑えることが可能になっているわけです。
そんな埼玉県で家族構成や車を運転している人向け、オール電化の家庭向けの新電力会社を紹介します。
エルピオでんきは、コストを徹底的に抑えることで、電気料金の安さにつなげています。他社セットのポイントや比較できる豪華なパンフレットはありませんが、その分をユーザーの還元しているわけです。
エルピオはCMなども行っておらず、全て電気料金に還元しているのが魅力です。同社おすすめのスタンダードプランSに切り換えれば、ユーザーの地域や使用量に応じて料金が安くできます。エルピオの創立は1965年と古く、元々はLPガス供給の会社でした。
同社は埼玉などの地域に寄り添いながら、地域の発展と社会貢献に尽してきた経緯があります。創立以来、ガス会社として積み上げてきた経営基盤を軸にした企業活動で、jガスなどライフライン関連企業として活躍してきたと言えます。電力自由化以降、同社は新電力事業を通じて社会貢献を目指しています。
契約アンペア | 基本料金 | 電力量料金 | ||
---|---|---|---|---|
~120kWh | 120~300kWh | 301kWh~ | ||
40A | 1,086.8円 | 18.84円 | 23.03円 | 25.78円 |
50A | 1,344.2円 | |||
60A | 1,613.04円 | 18.65円 |
※出所、エルピオ電気公式サイト「深夜お得プラン」から引用抜粋
電力自由化により誕生したジニーエナジーのみどりプランは、埼玉の一人暮らしの家庭におすすめす。Webサイトから簡単に申し込むことができます。
契約中の電力会社の検針票又は請求書があれば、直ぐにジニーエナジーへの変更手続き可能です。切替の際に同時にアンペア変更はできませんが、サービス切換え後であれば可能です。
一人暮らしでアンペア変更を急ぐのであれば、契約中の電力会社で変更するのが良いと言えます。スマートメーターが設置済みであれば、同社への切替は工事は原則として不要です。
スマートメーターがセットされていない場合、居住エリアの送配電事業者が無料で設置することになっています。
スマートメーターには通信機能が備わっており、遠隔から検針が行えます。ジニーエナジーへの切替は、申し込み完了後の21〜60日後の検針日となります。一人暮らしへの電力供給開始に関しては、登録された連絡先に事前に知らされます。
基本料金 | 1Aにつき | 14.3円 |
---|---|---|
1kVAにつき | 143円 | |
1kwにつき | 214.5円 | |
電力量料金 | 1kWhにつき | 24.65円 |
※出所、ジニーエナジー公式サイト「みどりプラン」から引用抜粋
電力自由化で誕生したENEOSでんきは、電気代だけでランキングのトップクラスのお得感がある料金プランです。他のサービスと併せなくても、電気を使えば使うほど比較的にお得になります。おすすめオプションの「にねんとくとく割」に加入すれば、電気代がさらに割り引かれるメリットがあります。
2年後の更新から先は、割引額が拡大するからです。4人家族なら、年間セットで1万円以上電気料金を安くすることが可能です。
「にねんとくとく割」はENEOSでんきを2年以上利用する契約をするものです。それにより、適用開始から24ヶ月間の電気料金が割り引かるサービスとなります。1〜2年目の割引額は、1kWhあたり0.2円となっており、3年目以降は0.3円と割引額が拡大します。これを4人家族に当てはめれば、年間で約1400円以上料金が安くなる計算となります。
電力量料金 | 電気使用量 | 東京Vプラン | にねんとく²割 (1~2年目) |
にねんとく²割 (3年目以降) |
---|---|---|---|---|
~120kWh | 19.88円 | 19.68円 | 19.58円 | |
120~300kWh | 24.54円 | 24.34円 | 24.24円 | |
300kWh~ | 26.22円 | 26.02円 | 25.92円 |
※出所、ENEOSでんき公式サイト「料金プラン」から引用抜粋
オール電化の家庭の場合は、エルピオでんきの「深夜お得プラン」か昭和シェル石油の深夜にお得な「オール電化プラン」がおすすめです。エルピオでんきの「深夜お得」では、23〜6時にピークタイムを設定しており、大手電力会社に比べ2時間ほど多くピークタイムを設定しています。電気料金のピークタイムが長く設定されているので、その分料金が比較的にお得になるわけです。
一方、昭和シェル石油も、深夜に有利な「オール電化」を用意しています。夜間の電力使用者に対して、ランキング入りするメリットの大きな内容です。給油の際に100リットルを上限として、リッターあたり2円の割引特典が受けられます。同プランは比較ランキングで上位に入り、お得な電気料金プランと言えます。
東京電力の電力自由化プランとの違いは基本料金です。基本料金が昭和シェルの方が、100円安く設定されています。
電力会社 | 昭和シェル | 東京電力 |
---|---|---|
プラン名 | シェルオール電化プラン | スマートライフS/L |
基本料金(10kVA) | 2,750.00円 | 2,860.00円 |
電力量料金 | 6時~25時 | 25時~6時 |
25.80円 | 17.78円 |
※出所、昭和シェルのでんき公式サイト「深夜におトクな 「オール電化プラン」」から引用抜粋
基本料金 | |
---|---|
40A | 1,086.8円 |
50A | 1,344.2円 |
60A | 1,613.04円 |
7kVA~ | 266.84円/1kVA |
電力量料金(1kWhにつき) | |
6時~23時 | 23時~6時 |
28円 | 20.87円 |
※出所、エルピオでんき公式サイト「深夜お得プラン」から引用抜粋
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