大阪いずみ市民生活協同組合では、2016年4月からコープでんきとして、一般家庭向けの電力小売を開始しました。大手電力会社に比べて、電気料金の節約になると期待されています。
大阪いずみ市民生活協同組合のコープでんき
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電力の完全自由化が始まる
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電力の購入と供給体制
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申し込みと利用プラン
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電気料金を節約したい方に
★電力の完全自由化が始まる
大阪いずみ市民生活協同組合は、大阪府堺市に拠点を置く、大阪で最大の生活協同組合です。12の物販店舗を持つほか、買い物や夕食の宅配サービスを主力事業にしており、また有料老人ホームやデイサービスセンターなども運営しています。そして2016年4月からは、電力小売の完全自由化に伴い、コープでんきの名前で個人向けの電力販売を開始しました。生活協同組合が電力販売に参入するのは、ここが全国でも最も早い事例のひとつです。従来は電力供給事業は地域ごとにほぼ独占されていて、消費者が電力会社を選べないというデメリットがありました。しかし今回の完全自由化によって、電力会社相互の間で競争が起こり、電気料金の引き下げに繋がることが期待されています。大阪エリアでも数多くの新電力会社が参入を決めており、消費者はしっかりと比較検討したうえで、賢い選択をすることが求められます。
★電力の購入と供給体制
大阪いずみ市民生活協同組合では
3か所の太陽光発電施設を保有しており、さらに新しい施設やバ
イオマス発電所・小水力発電所の開設も計画しています。ただし、これらの施設で作られた電気が、消費者に直接供給されるわけではありません。発電した電気は一旦別会社に販売され、別途購入した電気が供給されます。このような仕組みを通じて、安定した電力の供給が確保されます。新電力は大手電力会社に比べて脆弱なイメージがあり、停電になったりしないか不安だという声を聞きますが、配電システムは従来と変わらないので、その点は心配する必要はありません。
電源の開発は再生可能エネルギーを中心にしており、購入する電気も再生可能エネルギーの比率を高めるよう配慮されています。経済面のメリットだけでなく、地球環境を考えたエネルギーの供給を目指していることが、コープでんきの特長となっています。
★申し込みと利用プラン
大阪いずみ市民生活協同組合の営業エリアは、大阪府南部を中心として25の市町村に及び、組合員数は50万世帯に達しています。該当する世帯はコープでんきを利用することができます。事前のアンケートによれば、組合員のおよそ7割が購入を希望しているという結果が出ています。申し込みは配送担当者に直接行なうのが手軽です。またフリーダイヤルからコールセンターに問い合わせることもできます。
宅配サービスと同時に利用することで、宅配のポイント倍率がアップしたり、
宅配手数料が無料になったりする特典もあります。料金プランにはベーシックプランとバリュープランの2種類があります。
一般の家庭にはベーシックプランが向いています。1か月の電力使用量が440kwH未満であれば、電気料金の節約になる可能性があります。それ以上の電気を使う家庭なら、バリュープランのほうが適しています。
★電気料金を節約したい方に
コープでんきの試算によれば、
ベーシックプラン利用の場合は大手電力会社に比べて、
最大で5.3%の割引率
になります。また
バリュープラン利用の場合は、最大で
12.1%の割引率
です。単純に価格を比較しても、メリットの多い契約と言うことができます。
専用のwebページで電気料金がチェックできるようになっていて、節電のためにも効果的です。まだサービス開始から間もないため、口コミの数は多くありませんが、契約のしやすさや料金のわかりやすさは概ね好評です。また解約手数料がないことや、
2年縛りなどの条件が設けられていないことも、安心して契約できるという理由で好意的に受け入れられています。電気料金がどれぐらい節約になったかは、今後の比較を待つ必要があります。とはいえ電力会社の切り替えに関しては、
解約料も手数料も工事費も不要ですから、申し込んで損をすることはありません。
【基本料金 ベーシックプラン】
※月440kWh未満の家庭向け
【電力量料金 ベーシックプラン】
1kWh~120kWh
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120kWh~200kWh
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200kWh~300kWh
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300kWh~
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22.97円 |
24.10円 |
25.00円 |
31.50円 |
【基本料金 バリュープラン】
※月440kWh以上の家庭向け
基本料金
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電力量料金
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580.00円 |
26.00円 |