四国電力

 

四国電力

他社との違い

四国電力も電力自由化による新電力企業の参入に対抗するため料金サービスの見直しや新たなサービスの展開、そして既存サービスの見直しを行っています。

新電力で益々経営が難しくなる地方電力会社
新電力への対抗策は料金とサービスの見直し
新サービスの開始と既存サービスの拡充
地元密着型で地元企業を囲い込む
首都圏への電力販売進出


★新電力への対抗策は料金とサービスの見直し

 四国電力は四国に対して電気の発電、送電そして供給を行っている電力事業会社です。そのエリアの範囲は狭く需要も少ないエリアですが、2016年4月の電力自由化によって多くの会社が新規参入します。すでに四国エリアでは電力の小売りによって11社が参入済みですが電力自由化によって50社以上が届け出を行っており価格競争が激しくなることが予想されています。四国エリアに参入する多くの新電力企業は高圧ではなく低圧です。工場や企業の数より一般家庭のほうが多く需要が高いためです。現状四国電力も大半が一般家庭向けの電力で賄っています。四国電力は送電ビジネスは独占になるものの発電事業や電気供給事業は顧客減少になることを想定しており、他社同様に新料金プランを設定して対抗しています。しかし既存電力の他社が電力自由化に先行して2016年1月や2月に開始しているのに対して新規参入会社と横並びの4月展開となっており出遅れています。


★新サービスの開始と既存サービスの拡充

 新しく始めるサービスはWEB会員サービスです。 よんでんコンシェルジュが以前よりありましたがこれを改良することと、新規に よんでんポイントを導入します。加えて電気料金の新メニューをリリースしています。よんでんコンシェルジュは現行サービスでは 省エネシミュレーションや環境家計簿をつけることができる仕様でしたがこれにメールアドレスなど簡易な登録で利用できるようになります。さらに 料金アラートや簡易デマンド監視サービスなどを開始しています。インターネット時代に向けた新サービスではありますが、 料金面やポイントなど自社製品の割引に対抗するには魅力が少ないという口コミが多くなっている評価です。しかしよんでんコンシェルジュだけではありません。新たなポイント制度であるよんでんポイントサービスを開始しています。これはよんでんコンシェルジュの個人会員を対象としたポイントサービスです。


★地元密着型で地元企業を囲い込む

 よんでんポイントサービスでは地元密着型の商品構成をとっており、 四国特産品や商品券とのポイント交換サービスができるようになっています。四国へ参入する新電力事業者は四国以外の企業が多く、地元密着型の商品提供を行うことで根付いた経営をアピールするとともに、地元企業が離れていくことを防止する策が含まれています。更に電気料金の割引サービスも拡大しています。一般家庭向けに昼間より夜間時間帯が割安になるプランは従来から存在しましたが、これを2時間拡大するスマートeプランや休日料金が新たに割安となるホリデーeプラン、そして事業者や商店に対して季節別の繁閑によって料金が細かく設定されているビジネスeプランなどを展開し消費者の需要にマッチするような商品構成に切り替えています。四国も地方都市の煽りを受けており、人口が年々減少している地域です。電力の需要も比例して減少している中息のころをかけた施策なのです。


★首都圏への電力販売進出

 そして首都圏参入も計画しています。電力自由化で顧客離れは加速することが想定され、四国電力のビジネスも新しい策を打ち出す必要があります。そのため全国的にも電力の需要が多い首都圏への電力販売を計画しています。これは東京電力以外、北海道電力や東北電力、九州電力や北陸電力なども検討しており既存電力会社の生き残りをかけた施策の一つでもあります。四国以外へ収益基盤を拡大していくことが大事であるとの判断からです。電力調達の問題は日本卸電力取引所の利用や発電所を持つ企業との提携なども想定した動きとなっています。首都圏での電力販売の戦略は、四国電力で培ったノウハウを活かすことが特長であり高圧や超高圧電力を必要とする企業に対して節約効果を訴える作戦で契約をとり利益体質を上げることを視野に入れています。首都圏では東京電力をはじめとして新電力や既存地方電力会社などが入り乱れた混戦となっているのです。

メリット・デメリット

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