電力自由化で、従来の電力会社のほかに電力小売り業者を利用して供給して貰うことも可能になりました。この電力自由化では、電気を使う側が供給業者を選べる、電気代が安いところを自ら探して契約を交わすことで年間の光熱費の削減効果も期待ができる利点があります。
電気代を安くするためには電力量単価がポイントになって来ますので、電力小売り業者を比較する際には単価そのものに着目することも大切、今よりも安くなるのか否かを明確にしましょう。
毎月支払っている電気代、これは従量料金と使用電力量を掛け合わせたものと基本料金を合算、割引サービスが適用される場合は合計額から割引総額を差し引いて求めることができます。
一般的に、このような計算式を考えることなく請求書に記載してある金額を見て今月は高い、今月は安かったといった具合に電気を利用されている人は多いようです。
電力自由化により電力小売り業者が多数登場したことで、利用する側は自由に供給業者を選べるようになっていますが、ここで注意すべき部分は電気料金プランごとに設定が行われている電力量単価には違いがある、電気料金を計算する際に現在の電力単価がわからなかったり、電気代の値上がりにより現在のプランの電力単価がわからないケースも多いのではないでしょうか。
電力量単価は、使用量に応じて計算される電量料金を意味するもので3段階に分けられているのが特徴です。従来の電気代は、この電力量単価と基本料金を加算した金額で利用し続けていましたが、基本料金は電気を使わない場合でも必ず支払い義務があるお金、電気料金メニューに依存しない最低料金です。
これに対して電量量料金は、電気の単価であり単価が安くても使用量が大きければ電気代が高くなる、使用量が少なくても単価が高ければ支払額も多くなるなど電気料金に大きく影響を与えるものです。なお、電力自由化で電力小売り業者に切り替える際に、現在使用している電気の電力量単価がどのくらいの金額であるのか、これをしっかり把握した上で切り替え先を決めることが大切です。
毎月請求される電気代は、基本料金・従量料金・再生可能エネルギー発電促進賦課金単価・太陽光発電促進付加金単価、この4つの合計額に使用電力量を掛け合わせて、その合計額から割引総額を差し引いた金額です。基本料金は、契約容量に応じて計算される固定費で、契約上使用可能な最大電力に応じて変わるのが特徴です。
この契約容量とは、30アンペアや40アンペアなどの種類を意味するもので、契約電流とも呼ばれるものです。アンペア数としては10~60までの種類があり、利用する人の電気使用量に応じて変わります。なお、従量料金は使用量に応じて支払うものですが、基本料金は使用量に関係なく毎月固定されている部分、電力自由化で電力小売り業者を選択する際には基本料金よりも電気の単価を見極めるようにしましょう。
電力自由化で電気が選べるけれど、電力量料金がどのくらいになるのか現状のものを調べてみた、このような人も多いといえましょう。電力料金を簡単に説明すると電気代の単価になるもの、電力量料金がわかると新電力に切り替えた際にどのくらいの節約効果が期待できるのかを把握できます。
このとき利用するものは従来請求に使用されていた電力会社の明細書です。明細書には基本料金の他に電力量の1~3段料金と再生可能エネルギー発電賦課金、口座振替割引などの内訳が記載してあり、電力量料金を使い新電力との比較をすることで電気代が安くなるのか、安くなる場合には年間の節約効果をシミュレーションを通じて把握ができますので、まずは試算することが大切です。
電力小売全面自由化がスタートしてから数年が経っており、電力会社を比較して乗り換えを行ったというご家庭は増えてきています。しかし乗り換えが全て成功したというケースばかりではなく、電気代が以前よりも上...続きを読む
発電事業者が小売電気事業者に電気を売る際に受け取るのが「発電料」です。小売電気事業者が消費者に電力を送る際に支払う費用を「託送料金」と言います。電力を送るためには送配電ネットワークを使用するので、...続きを読む