通販サイト大手を有し、球団経営も行う楽天グループ。最近では携帯電話事業への参入で注目を集めています。この楽天が電力自由化に伴い、全国の一般家庭向けの電力供給事業にも参入済みであることをご存知でしょうか。
楽天エナジーは、電力自由化が開始した以降、商社系新電力の契約取次の形態で「楽天でんき」ブランドの電力供給サービスを提供してきました。また、2018年より取次ではなく楽天自身が電力供給を行うことを開始し、東京電力等の大手電力会社とのサービス競争を繰り広げています。
大手電力会社であれば、電気の使用量に関わらず基本料金を固定で請求されることが多いですが、楽天エナジーが提供する楽天でんきでは基本料金は無料である点もおすすめする要素です。
電気を使った分だけ支払いが発生するため非常に経済的です。東京エリアで4人世帯にて、契約容量50Aで月平均約15,000円使用した場合、東京電力と比較して初年度は年間約18,000円程度安いです。また、2人世帯であっても、契約容量40Aで月平均約8,000円使用した場合、初年度は東京電力に比べ年間約8,000円程度安いです。楽天でんきのWebページから電気料金のシミュレーションが可能ですので、ご自身がお住まいのエリアで、どの程度の電気料金を削減でき、「安い」と電力自由化の恩恵を実感できるか是非比較してみてはいかがでしょうか。
電気料金は日々の生活で必ず発生するものですから、料金に対応した楽天スーパーポイントでのポイントバックがあることは消費者にとってうれしいサービスであり、おすすめする理由の一つです。
200円毎に1ポイント貯まるため、実質0.5%の還元を享受することができます。また、料金の支払いに楽天カードを利用することもおすすめです。100円毎に1ポイント貯まるため、合計で200円に対し3ポイントと1.5%の還元を得ることができます。契約期間に応じたキャンペーンなども行われることがあり、さらなるポイント還元も期待できます。
楽天スーパーポイントは、毎月の電気料金の支払いにも利用可能となっています。もちろん貯めたポイントは、他の楽天グループが提供するサービスでも利用できるためポイントを無駄なく使用でき、使い勝手がよいです。
楽天スーパーポイントは、他のポイントサービスと比較して日常生活の各シーンにおいて比較的容易に貯まる傾向があります。楽天市場での買い物ではポイントバックを得ることができますし、楽天ポイントカードに対応しているリアル店舗での買い物時にも、カードの提示により、ポイントを貯めることができるのがその理由です。
そのほかにも楽天証券での取引や、楽天モバイルの利用によってもポイントが貯まります。さまざまなオンライン・リアル店舗の買い物や、サービスで貯めた楽天スーパーポイントを使って電気代が支払える点は、東京電力といった大手電力会社や電力自由化以降に参入した他の新電力ではまねのできない特徴的なサービスであるといえます。
電力自由化以後、一部離島を除いて全国でサービスを行っている楽天エナジーの楽天でんきは、申込み方法も非常に簡単です。電気の検針票を手元に用意したうえで、Webから手続きを簡単に進めることができます。楽天会員情報にクレジットカードが登録済みであれば、申込みに必要なクレジットカード情報の入力も省略することできます。
電力会社からの切り替えや、工事にかかる費用、解約手数料も無料です。開始日の案内は電子メールで送付され、電力会社からの供給切替の立ち合いも不要です。次回の検針日に切り替えが行われ、電子メールでも切り替え完了の通知が来ます。申し込みや切り替えにあたり時間的な無駄を生じさせていない点もIT企業のグループならではの特徴であるといえます。
楽天でんきの個人向けのプランはプランSと言い、全国、基本料金0円で、電力量料金、つまり、使った分だけの従量料金制を採用しています。
従量料金ですので、使った分だけの費用になるので、非常に分かりやすい料金設計と言えます。
エリア | 基本料金 | 従量料金(税込み) 1kWhにつき |
北海道電力エリア | 0円 | 30.00円 |
東北電力エリア | 26.50円 | |
東京電力エリア | 26.50円 | |
中部電力エリア | 26.50円 | |
北陸電力エリア | 22.00円 | |
関西電力エリア | 22.50円 | |
中国電力エリア | 24.50円 | |
四国電力エリア | 24.50円 | |
九州電力エリア | 23.50円 | |
沖縄電力エリア | 27.00円 |
※出所、楽天でんき公式サイト 電気料金プランプランSより引用抜粋
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