再生可能エネルギーを利用している新電力あるの?


電力自由化は電気利用者が安い電力を選べるメリットがある仕組み、2020年5月時点で新電力を供給している小売電気事業者数は652社(経済産業省調査結果)といわれており、利用する側は電気代が安くてお得なサービスを用意している会社と自由に契約を交わすことができるメリットを持ちます。

電力自由化に伴い誕生した事業者の中には、太陽光発電などの再生可能エネルギーを利用した新電力を供給している会社もあり注目を集めています。





グリーナでんきの「GREENa RE100」

グリーナでんきは、電力自由化で誕生した新電力供給会社の一つですが、グリーナでんきは100%の再生可能エネルギーにより作り出される電力を供給しているのが特徴です。

対応エリアは東京電力・関西電力・中部電力の供給地域ですから、広範囲にわたり電力供給を行っていることがわかります。グリーナでんきの運営を行っているのは太陽光発電関連大手企業であり、太陽光パネルのリユース事業も手掛けるなどエコへの取り組みを積極的に行っている企業といえましょう。なお、グリーナでんきは、「電力も、環境のことを考えて選ぶ時代へ」といったコンセプトを持つ新電力供給会社、100%の再生可能エネルギーで供給を始めた日本初の企業といいます。


グリーナでんきの「GREENa RE100」のプラン内容

種別 エリア 東北電力 東京電力 中部電力 関西電力 中国電力 九州電力
契約アンペア 30A(30A未満含む) 990円00銭 858円00銭 858円00銭 333円72銭
※最低料金
(最初の15kWhまで)
336円87銭
※最低料金
(最初の15kWhまで)
891円00銭
40A 1,320円00銭 1,144円00銭 1,144円00銭 1188円00銭
50A 1,650円00銭 1,430円00銭 1,430円00銭 1485円00銭
60A 1,980円00銭 1,716円00銭 1,716円00銭 1782円00銭
電力量料金
(1kWhあたり)
最初の120kWhまで
(第1段階料金)
18円58銭 19円88銭 21円04銭 21円12銭
※15kWhから120kWh
20円76銭
※15kWhから120kWh
17円46銭
120kWh~300kWh
(第2段階料金)
25円33銭 26円48銭 25円51銭 26円68銭 27円44銭 23円06銭
上記超過
(第3段階料金)
29円28銭 30円58銭 28円46銭 30円49銭 29円56銭 26円06銭
※出所、グリーナでんき公式サイト「プラン紹介」から引用抜粋


東京電力エナジーパートナー「アクアエナジー100」

東京電力エナジーパートナーは、TEPCOのロゴマークでも有名な東京電力がサービスを展開している新電力です。大手の電力企業で電力自由化に伴い、従来よりも魅力的なサービスを提供することが顧客維持に繋がる、しかも地球環境にやさしい再生可能エネルギーは水力発電で100%供給を行うなどの特徴があります。

ところで、再生可能エネルギー発電促進賦課金と呼ぶものがあることをご存知でしょうか。FIT電気を使った設備から電力会社が電気を購入するときに国から交付金を受け取るといわれいるのですが、この交付金の原資になるものが再生可能エネルギー発電促進賦課金です。また、国民すべてが負担をして成り立っている交付金の原資になるもので、FIT電源の環境価値は全国民のものなどの特徴を持ちます。


東京電力「アクアエナジー100」のプラン内容

契約アンペア 基本料金(1契約につき)
10A 561円00銭
15A 841円50銭
20A 1,122円00銭
30A 1,683円00銭
40A 2,244円00銭
50A 2,805円00銭
60A 3,366円00銭
使用電力量 電力量料金(1kWhあたり)
~300kWh 23円83銭
300kWh~ 30円57銭
※出所、東京電力エナジーパートナー公式サイト「ご家庭向けプラン」から引用抜粋


SBパワー(ソフトバンク)「自然でんき」

SBパワー(ソフトバンク)は自然でんきと呼ぶ新電力を供給していますが、SBパワー(ソフトバンク)の自然でんきは再生可能エネルギー比率が70%で、FIT電源が70%などからもクリーンなエネルギープランを提供しています。

SBパワー(ソフトバンク)の自然でんきのFIT電源とは、国の固定価格買取制度とも呼ばれるFITを利用して運用している設備で電力が作り出されているものです。電力会社ではFITを利用した設備から電気を購入するときには原資ともいえる再生可能エネルギー発電促進賦課金から計上される交付金を受ける、この交付金の原資となるお金は全国民が負担を行うものであり、FIT電気を販売する電力会社側は環境価値をアピールすることはできません。


「自然でんき」の料金プラン

エリア 基本料金
(1契約につき)
電力量料金
(1kWhにつき)
(税抜き)
北海道電力エリア 0円 28円70銭 [31円57銭]
東北電力エリア 25円00銭 [27円50銭]
東京電力エリア 24円08銭 [26円48銭]
中部電力エリア 25円00銭 [27円50銭]
関西電力エリア 21円30銭 [23円42銭]
中国電力エリア 23円15銭 [25円46銭]
四国電力エリア 23円15銭 [25円46銭]
九州電力エリア 22円22銭 [24円44銭]
※出所、ソフトバンク公式サイト「自然でんき(料金プラン)」から引用抜粋


太陽のでんき NTTスマイルエナジー

太陽のでんきはNTTスマイルエナジーがサービスを展開している新電力で、太陽光といった再生可能エネルギー100%で供給しています。太陽のでんきは太陽光を使っていますので太陽が沈むと発電ができない、NTTスマイルエナジーの新電力は午前8時から午後4時まで100%太陽光の電気を供給できるけれども、これ以外の時間帯は電力会社が発電した電力を購入して送電を行うなどのスタイルを持ちます。

NTTスマイルエナジーも電力自由化により誕生した会社で、太陽のでんきへの加入条件には余剰電力の太陽光発電および遠隔監視装置の「エコめがね」の設置があります。なお、太陽の電気は沖縄電力管内以外を対応エリアにしており国内のほぼ大半で利用できるようです。


太陽のでんき料金プラン(個人向け)(単位:円)

- 契約アンペア 北海道電力
管轄
エリア
東北電力
管轄エリア
東京電力
管轄エリア
中部電力
管轄エリア
北陸電力
管轄エリア
関西電力
管轄エリア
(従量電灯A相当)
関西電力
管轄エリア
(従量電灯B相当)
中部電力
管轄エリア
(従量電灯A相当)
中部電力
管轄エリア
(従量電灯B相当)
四国電力
管轄エリア
(従量電灯A相当)
四国電力
管轄エリア
(従量電灯B相当)
九州電力
管轄エリア
基本
料金
10A ¥341 ¥330 ¥286 ¥286 ¥242 - ¥396 - ¥407 - ¥374 ¥297
15A ¥512 ¥495 ¥429 ¥429 ¥363 - - - ¥446
20A ¥682 ¥660 ¥572 ¥572 ¥484 - - - ¥594
30A ¥1,023 ¥990 ¥858 ¥858 ¥726 - - - ¥891
40A ¥1,364 ¥1,320 ¥1,144 ¥1,144 ¥968 - - - ¥1,188
50A ¥1,705 ¥1,650 ¥1,430 ¥1,430 ¥1,210 - - - ¥1,485
60A ¥2,046 ¥1,980 ¥1,716 ¥1,716 ¥1,452 - - - ¥1,782
電力量
料金
最初の120kWhまで 23.97円
(120kWhまで)
¥18.58 ¥19.88 ¥21.04 ¥17.84 ¥20.31 ¥17.91 ¥20.76 ¥18.07 ¥20.37 ¥16.97 ¥17.46
120kWhをこえ300kWhまで 30.26円
(120kWhをこえ
280kWhまで)
¥25.33 ¥26.48 ¥25.51 ¥21.73 ¥25.71 ¥21.12 ¥27.44 ¥24.16 ¥26.99 ¥22.50 ¥23.06
300kWhをこえる分 33.98円
(280kWhをこえる分)
¥29.28 ¥30.58 ¥28.46 ¥23.44 ¥28.70 ¥23.63 ¥29.56 ¥26.03 ¥30.50 ¥25.42 ¥26.05
最低
月額
料金
1契約 ¥250.80 ¥261.80 ¥235.84 ¥258.24 ¥181.30 341.01円
(最初の
15kWhまで)
- 336.87円
(最初の
15kWhまで)
- 411.4円
(最初の
11kWhまで)
¥314.78
※出所、太陽のでんき公式サイト「料金について」から引用抜粋

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