ガソリンスタンドが提供する新電力を比較してみよう


 ガソリンスタンドENEOSが運営しているENEOSでんきは、お得さとドライバーに嬉しい特徴を兼ね備えた電力会社となっています。
 車を運転している、そしてENEOSカード会員であるとなれば、利用して損はなさそうです。供給エリアは東京電力管内となっているので、もし同地域に住んでいるのであれば、検討してみてはいかがでしょう。





新電力のENEOSでんきについて

 ENEOSでんきは、ガソリンスタンドであるENEOSが運営する新電力です。電気とは関連の薄い会社ではありますが、販売会社にあたるJXTGエネルギー株式会社は明治21年に設立された長い歴史を誇る会社であるため、安心感が感じられます。
 またガソリンと電気は、双方エネルギー源であるという部分でも共通しているため、そこまでのミスマッチは感じにくいです。供給エリアは東京電力管内のみとなっており、申し込める世帯は限られるのが実際のところですが、ドライバーに嬉しい特徴が伴うため、対象となる地域に住む人は注目しておいて損はないでしょう。また、ENEOS会員向けの特典も用意されているため、ガソリンスタンドとしてENEOSになじみがある人も魅力的に感じられるでしょう。


電気料金の特徴

 新電力といえば従来の電力会社よりお得な点が特徴的ですが、ENEOSでんきは中でもその特長が大きく感じられます。なぜなら、主に価格面を押し出しているサービスであるためです。新電力会社は多数登場してきているので、価格プラスアルファで勝負しているところも多いです。
 そんな中、ENEOSの電力会社は何より価格重視といった印象が強いため、とにかく安さにこだわりたい人向けといえるでしょう。具体的には、たとえばVプランがあります。これは東京電力の従量電灯Bに相当するプランなのですが、そちらよりも約14%単価が安く設定されています。また「にねん とく2割」を利用すると、24カ月目までは1kWhにつき0.20円、25カ月目以降は1kWhにつき0.30円の割引が適用されます。ガソリンスタンド提供の電力とはいえ、侮れません。


昭和シェル・出光との比較

 電力を提供しているガソリンスタンドは、ENEOSだけに留まりません。その他、昭和シェル・出光といった同じく大手のガソリンスタンドもまた、新電力事業に乗り出しています。ENEOSでんきと比較すると、どのような違いがあるのでしょうか。
 まず昭和シェルについてですが、ドライバーズプランという契約が特徴的です。主には、電力契約をする際に作られるカードで昭和シェルサービスステーションにおける給油をすると、リッターあたり10円が割り引かれるという内容です。毎月上限100リットルまで対応しているので、年間最大12,000円の節約に繋げられます。出光については、残念ながら詳細な電力プランは公開されていないのが実際のところです。ですが、再生可能エネルギーへのこだわりが打ち出されているので、環境への配慮に興味がある人向けといえるかもしれません。
 こうした情報をまとめると、3社比較の結論としては、一般的なガソリンの使い方をする人はENEOS、ガソリンを多く使う人は昭和シェル、そして環境志向が強いなら出光をといった考え方が理想的といえるでしょう。


ENEOS会員におすすめ

 通常の電力契約でも電気料金の安さが目を引くENEOSでんきですが、お得に繋がる特徴はまだあります。もしあなたがENEOSカードを持っているユーザーであるなら、利用を前向きに検討するべきといえるでしょう。
 なぜなら、ENEOSカード割引という特典が利用できるためです。まずそもそも、ENEOSカードを持っていること自体もお得に繋げられます。S・P・Cの3タイプがあるのですが、それぞれに割引特典がつけられており、カードなしで利用するより安くなります。
 そしてさらに電力利用もおこなっているとなれば、プラスしてガソリン代がリッターあたり1円割り引かれるという特典も利用できます。月最大150リットルまでなので、最大150円分と額的にそこまで大きくはありませんが、それでも嬉しいことに変わりはないでしょう。

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