電力自由化で電気料金をお得にするなら電力会社を比較しよう

　ハウステンボスHOME太陽光でんきは、その名の通りハウステンボスが展開する電力事業です。
　太陽光発電が無料で始められる、また万が一電気が不足した場合でもHTBエナジーの電力でカバーできるなど、安定性のあるサービスが魅力です。
　契約終了後はシステム一式譲渡してもらえるので、長期的な利用を考えている人にも魅力的でしょう。





　民間が運営する新電力の中でも、ハウステンボスHOME太陽光でんきはその名の通り九州長崎にあるテーマパーク、ハウステンボスが提供するサービスとなっています。
　長年に亘り人気を誇り続ける観光地のひとつなだけに、小規模企業の電力事業以上に信頼が感じられます。サービスはまだ比較的新しく、2017年12月27日に開始されたものとなっています。すでに多くの新電力会社が登場する中でも、際立った特徴を持っているため、検討する価値は大いにありです。
　中でも特徴的なのは、太陽光発電システムを初期費用基本０円で始められるという点です。人気の太陽光発電ですが、初期費用の高さから躊躇してしまう人が少なくありません。そんな中において、このハウステンボスHOME太陽光でんきは嬉しく感じられるサービスといえるでしょう。


　無料だからといって、太陽光パネルの質が低レベルであるなどの心配は心配ありません。それどころか、さすが一大テーマパークが運営する電力事業といったところで、同じく大手の太陽光発電システムが利用できます。その会社は、スマートフォン製造や野球ドーム、その他セラミック、宝飾などで知られる京セラです。
　1959年より続く大手老舗の確かな太陽光発電システムが無料で導入できるというのは、何とも良心的といえるでしょう。パネルの特徴としては、ドイツのテュフ　ラインランドにおける「長期連続試験」認証、住宅における長期使用実績国内No.1の「ルーフレックス」が提供されるという点でしょう。無料だからといって、質への妥協もありません。


　太陽光発電において注意すべきなのが、曇天時や雨天時です。安定的に取り込める太陽光エネルギーとはいえ、太陽がかげってしまえば発電量は大きく低下してしまいます。それこそ、住宅で使用する電気が足りなくなるといった可能性も考えられます。
　ですがハウステンボスHOME太陽光でんきなら、万が一電気不足に至った場合でも、小売電気業者の「HTBエナジー」が調達した電気を利用することが可能です。供給価格はエリアごとに異なっており、東京・中部エリアなら１キロワットあたり26円、関西エリアは22円となっています。
　一時的に費用が発生するとはいえ、普段は自家発電により無料で電力利用できているわけですから、ほとんど負担に感じることはないでしょう。また、万が一災害などで停電した場合も、発電した電気を非常用電気として無料で役立てることもできます。デメリットを広くカバーした、安心感のある太陽光発電システムといえるでしょう。


　初期費用が無料であり、そして信頼感の持てるハウステンボスHOME太陽光でんきですが、いったいどういった人に向いているのでしょうか。供給エリアの東京電力管内・中部電力管内・関西電力管内は、いずれも九州から離れており、そこまでハウステンボスにゆかりもないかもしれません。
　どういった基準で検討するべきでしょう。まずひとつは、やはり初期費用の軽さでしょう。太陽光発電業者数あれど、無料で始められるところはあまりみられません。そしてもうひとつ、長期的な運用を考えているケースにも有用です。
　なぜなら、契約期間の10年間を過ぎると、何と京セラパネルが一式譲渡されるためです。つまり、無料で始めた太陽光発電が、永続的に続けられるのです。効率的な電力供給をおこないたい、エコに興味がある、そんな人には、きっと最適に感じられることでしょう。