電力自由化で電気を選べる、今よりも安い電力小売業者を利用して電気代を節約したい人は多いと言えましょう。
 小売業者の中でもエネオスや東京ガスは知名度も高く安心感がありますし、エネオスを利用するとENEOSカードでガソリン代が割引になる、東京ガスを利用するとガスパッチョポイントが付与されるなど、2つの比較で迷っている人は多いのではないでしょうか。
 Tポイントをためている人などはどちらもポイントを集めることができますが、両者のメリットだけでなくデメリットもしっかりと抑えておくことが大切です。
一人暮らしでもファミリーでもENEOS電気の方が安い!
 電力自由化でエネオスの電気を選びたい人も多いかと思われますが、ENEOSはガソリンスタンドでも特典があり、全国のガソリンスタンドのシェア率は圧倒的で、全国どこでも特典を得られます。
 こちらの電力小売業者を利用して、エネオスカードを契約して電気料金を支払った場合、ガソリン代や灯油・軽油などの割引きを受けることができます。ちなみに、ガソリン代は1リットルに付き最大で8円の割引き特典を受けることが可能です。また、電気を多く使用する人程料金は安くなり、年間で2万円近い割引になることもあります。
 ENEOSの新プランの場合は、ファミリーだけでなく一人暮らしの人でも割安になることもあるので現在の支払額が月額5,000円前後の場合はお得になります。但し、3,000円前後の場合はENEOSの方が高くなるなどのデメリットがあるため、支払額に応じて検討されると良いでしょう。
ENEOSでんきVS東京ガスのでんき料金比較
 東京電力管轄エリア(東京・埼玉・千葉・神奈川・山梨・静岡一部・群馬・栃木・茨城県)で比較しています。
  
    
      
        |  | 契約単位 | 東京ガスの電気 | ENEOSでんき | 
      
        | ずっとも電気1S | ずっとも電気1 | 東京Vプラン | 
      
        | 基本料金 (1か月あたり)
 | 10A | 1契約 | 280.80円 | 該当プラン無し | 280.80円 | 
      
        | 15A | 421.20円 | 該当プラン無し | 421.20円 | 
      
        | 20A | 561.60円 | 該当プラン無し | 561.60円 | 
      
        | 30A | 842.40円 | 842.40円 | 842.40円 | 
      
        | 40A | 1,123.20円 | 1,123.20円 | 1,123.20円 | 
      
        | 50A | 1,404.00円 | 1,404.00円 | 1,404.00円 | 
      
        | 60A | 1,684.80円 | 1,684.80円 | 1,684.80円 | 
      
        | 電力量料金 | 第1段階 | 120kWh未満 | 1kWh | 19.49円 | 23.24円 | 19.52円 | 
      
        | 第2段階 | 120kWh以上300kWh未満 | 24.89円 | 23.45円 | 24.09円 | 
      
        | 第3段階 | 300kWh以上 | 26.99円 | 25.93円 | 25.75円 | 
    
  
 電気料金だけを見ていくと、
ひとり暮らしや、それほど、電気を使わない家庭は東京ガスの方がメリットがありますね。
逆に家族構成が多い家庭や、電力消費の多い家庭は、ENEOSでんきの方がお得という事になりますね。
ENEOSでんきのデメリット「にねんとく²割」は2年縛りで違約金は1000円
 電力自由化に伴い、電力小売業者は色々なお得なプランを用意していますが、ENEOS電気には2年契約で利用することができる、「2年得2割」と呼ぶプランがあります。
 こちらのプランは電力量料金が1kWあたり0.2円割引、電気代が月1万円の場合には100円前後の割引きになります。
 さらに、3年目以降継続している場合には1kWあたりの割引き額は0.3円になるので、使いづけているとさらに安くなるなどのメリットを持ちます。
 但し、注意しなければならないことは2年契約のプランで、途中解約を行った時には違約金として1,080円(税込)が必要になること、試しに契約して利用してみたい人など、余計な費用を払うなどのデメリットになってしまいます。
  
    
      
        | ENEOSでんき | 2年契約 | 期間内の解約は1,000円(税抜き)の解約手数料 | 
      
        | 東京ガスの電気 | 解約手数料なし | 
    
  
 
貯まるポイント対決!TポイントVSガスパッチョポイント
 電力自由化で電力会社だけでなく、ガス会社も電力自由化の波に乗りました。東京ガスはそのガス会社の一つですが、東京ガスにはガスパッチョポイントと呼ぶサービスがあることをご存知でしょうか。これは東京ガスの電気を使うと電気料金に応じて独自ポイントの付与を受けることができるお得なサービスです。
 例えば、1,000円毎に15ポイントの付与が行われるのが特徴で、たまったものはTポイントに交換することもできます。交換は同額で行うことができるため、Tポイントをためている人にとって魅力的な特典ではないでしょうか。ガスパッチョポイントは毎月の電気料金に応じてたまって来るのも魅力と言えます。
  
    
      
        | MVNO | 貯まるポイント | 加算計算式 | 電気料金への転用 | 
      
        | ENEOSでんき | Tポイント | 支払い料金200円につき1ポイント | 不可 | 
      
        | 東京ガスの電気 | ガスパッチョポイント | 支払い料金1000円につき15ポイント | 不可 他のポイントへの交換
 
 
            東京ガスWEBショップでの利用dポイントポンタ楽天スーパーポイントwaonMI POINTnanacoT-POINT | 
    
  
 
Tポイントを貯めている人には明らかに、ENEOSでんきがお得ですね。
東京ガスならガスとセットにすれば、電気とガスの支払いを纏められる
 東京ガスの電気は、電力自由化で利用することができるようになったサービスですが、電気代やガス代にはそれぞれ基本料金があり、両者のエネルギーを利用している場合には、電気とガスそれぞれの基本料金の支払いが発生します。使用量は各家庭により異なりますし、契約アンペア数が多くなれば多くなるほど、基本料金は高くなります。
 その点、東京ガスには電気とガスをセットにしたプランが用意されている、このプランを使うことで基本料金は変わらなくても、総支払額を緩めることができるメリットがあります。これは東京ガスを利用していなかった人でも、一つにまとめることで月額料金が下がる、年間の差額も契約アンペア数に応じて最大13,700円の節約効果を期待できます。