電力自由化で登場したガス料金や携帯料金のセット割りはデメリットあり?


 電力自由化後は、一般家庭でも自由に電力会社を選ぶことができるようになりました。会社によっては単純に電気料金が安くなるのではなく、他のサービスと併用することでトータルでお得になる場合があります。東京ガス・大阪ガス・auなどが電力事業に参入していて、ガスや携帯電話とセットで契約をしている家庭が多いようです。
 電力会社を変更する場合は乗り換えによって得られる節約効果と共に、デメリットもきちんと検討することが大切です。






東京ガスの電気料金プランは、ガスとセットならどれだけお得?


 電力自由化後は、東京ガスも一般家庭向けの電力事業に参入しています。東京ガスを利用している家庭であれば、「東京電力エナジーパートナー」に乗り換えることでセット割が適用されます。セット割が適用されると、基本料金の値引きとポイント付与の特典が受けられます。
 東京ガスと電気のセット割が適用されると、電気の年間使用量が1,000kWhの家庭であれば約500円相当が安くなります。3,000kWhの家庭であれば約3,100円、5,000kWhであれば約12,100円相当がお得になる計算です。ちなみに年間あたり5,000kWhを使用した際の電気代は約13.5万円なので、電力会社を乗り換えるだけで光熱費が1割近くも安くなることが分かります。
デメリットは、割引分の一部は「パッチョポイント」の形で付与されることです。パッチョポイントはWAONなどの他社ポイントに交換ができますが、現金との交換ができないので注意が必要です。
  • 年間5,000kWhの家庭なら年間12000円程度電気代が安くなる
  • 使用量に応じてWAONと交換できるパッチョポイントがもらえる


大阪ガスの電気料金プランは、ガスとセットならどれだけお得?


 電力自由化後に大阪ガスも一般家庭向けの電力事業に参入しており、都市ガスと電気をセットで申し込みをすることで光熱費の節約ができます。年間あたりの電力使用量が5,000kWhと仮定して計算をしてみると1ヶ月あたり800円前後が安くなる計算で、年間あたり1万円ほど違いが出ます。1ヶ月単位で見れば数百円程度が安くなる程度でも、年間あたりに換算すれば大きな違いがあります。関西電力と大阪ガスを別々に契約するよりも、1つにまとめた方がかなりお得であることが分かります。
 電力会社を大阪ガスに乗り換える場合には、ガスの使用量によって割引幅に大きな違いがあるので注意が必要です。床暖房で多くのガスを利用している家庭であれば大阪ガスのセット割引でかなりお得ですが、ガスの使用量が少ない場合は関西電力とあまり変わりません。関西地方でガスの使用量が少ない家庭であれば、都市ガスを「関電ガス」に切り替えた方がお得です。
  • 大阪ガスなら年間5,000kWhの家庭なら年間1万円程度電気代が安くなる
  • スタイルプランPならAmazonプライムが無料でついてくる
  • スタイルプランdならドコモのdポイントが月々の電気料金の最大6%還元
  • 太陽光、風力、バイオマスなどのエコエナジー(FIT電気)で電気を供給するスタイルプランEもある


auでんきを利用した場合のメリットは何?


 auの携帯電話や光回線を利用している方であれば、「auでんき」を利用することで実質的に割引特典が受けられます。特典内容は、電気の使用量に応じて1~5%分に相当するau WALLETポイントが付与されることです。1ポイントあたり1円で携帯電話代の支払いに利用できるので、auユーザーであれば実質的に1~5%の割引となります。auユーザーではない人でも、プリペイドカードにチャージしたり他社ポイントと交換して利用できます。
 割引以外の特典として、スマホ画面で電気の使用量を確認することができるというメリットもあります。こまめに電力使用量をチェックすれば、節約をしやすくなります。
auでんきを利用する場合のデメリットは、しはらう電気料金自体は東京電力や関西電力といった従来の電力会社と同じであることです。オール電化向けのプランが用意されていないので、従来の電力会社の方が安いというケースもあります。
  • 電気の使用量に応じてau WALLETポイントが最大5%還元
  • 電気の使用量がスマホでリアルタイムで計測できる



電気料金は各社サイトのシミュレーションで検討。セットのメリットも把握すれば更にお得。


 電力自由化後は、電気代の安い会社を選んで乗り換えることができるようなりました。支払う電気代がほとんど変わらなくても、ポイントや他のサービスの割引特典の形で実質的に安い料金で電気が使えるようになる場合があります。
 乗り換え前後で電気料金の違いを確認したい場合には、各社のサイトに設置されているシミュレーション機能を利用すると良いでしょう。毎月の割引額が少ないように見えても、年間あたりに計算すると大きな違いが出ます。そのため、1円でも安い電力会社を選ぶことが大切です。電力会社を変更する場合には、都市ガスや携帯電話とセットにすることによるメリットも含めて検討するようにしましょう。
 電力自由化後に新たに電力事業に参入した会社では、既存の電力会社よりも安いプランや何らかの特典が設けられています。自分に合った電力会社を見つけ出して乗り換えをすることで、光熱費の節約をするようにしましょう。

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