電力自由化によって、原発を使わない会社を選ぶことができるようになりました。
極力そういったエネルギーに依存したくないという方にオススメな新電力会社を紹介していきます。
FITでんきプランのソフトバンクでんきや、LOOOPでんきは、原子力以外の再生可能エネルギー電力を利用しているので、ご検討してみてはいかがでしょうか?
再生可能エネルギーのお勧め
1,みんなで作る地球の未来
東日本大震災以降、原子力によるのでない、より安全で安心な電力エネルギーを人々は求めるようになりました。
電力自由化によって、私たちも電気を利用するにあたって、原発を使わない会社を、プランを選べるようになりました。
FIT電気という言葉をご存知ですか。FITとは、Feed in Tariffの訳で、再生可能エネルギーの買取価格を法律で定めますよ、といった意味です。再生可能エネルギーの普及を促進することを目的として、FIT制度というものを設けたのです。原子力に代わる電気の源として、再生可能エネルギーをみんなで使っていこうよ、という動きなのです。
この場合の
再生可能エネルギーとは、太陽光、風力、水力、地熱、そしてバイオマスによるエネルギーのことです。電気を使っている人ならば、誰でも再エネ発電賦課金というものを支払っています。これは、このFIT電気の買取額を皆で支払っているということです。
2,自分の意志を反映させるということ
電力自由化がなされたことによって、私達はどんな風につくられた電気かということを調べて、選べるようになりました。
原発を使わない会社を選べば、それだけ自分の意志をこれからの電力の未来に反映できるということになるのです。
原子力は他の発電方法より低コストということで普及していきましたが、東日本大震災の事故を受けて、これほど危険で廃炉にも年月を要するものだと、皆の知るところとなりました。
自分で再生可能エネルギーの会社を選ぶことができるということは、電力自由化が始まる前の状態と比べて、幸運なことと言えるでしょう。
たとえば、LOOOPでんきでは、三割近くを再生可能エネルギーや、FIT電気(FIT制度を利用して買い取った再生可能エネルギー)で提供しています。
また、現在太陽光発電の電気を電力会社に買い取ってもらっているケースでも、その買い取りをしてもらうのを続けながら、LOOOPでんきに切り替えることができます。
3,こんなに地球貢献できます
ソフトバンクでんきでは、自然でんきというプランを用意していて、自然でんきのFITでんきプランを使うと、毎月一定額をソフトバンクでんきが環境保全団体に支援します。
また、
FIT電気の比率を50パーセント以上とすることを目標としています。再生可能エネルギーで多くを賄う電気を使いながら、環境保全にも助力をしていくことができるのです。FITでんきプランの内訳は、再生可能エネルギーで発電されたFIT電気が半数以上を占める計画で、リサイクル発電など、卸電気取引所、その他という構成です。再生可能エネルギーとは、枯渇したりせず繰り返し使用の可能なエネルギーのことですから、これらの会社を選ぶことで、より持続性のある未来を、地球を選んでいけるということになるのです。再エネ発電賦課金をもうすでに徴収されているわけですから、FITでんきプランをはじめとした、FIT電気を選ぶのに、理由は要らないようなものです。
4,再生可能エネルギーの仕組み
太陽光発電とは、太陽光を太陽電池によって電力に変える発電方法で、太陽光が降り注ぐ限り、燃料費も要らずに設備があれば発電できます。
水力発電とは、水が高いところから低いところへ落ちる際の力を利用して、水車を回して発電する方法です。二酸化炭素の排出量が、極めて少ないこと、エネルギーの変換効率が良いことなどが特徴です。風力発電は、風力発電機を用い、機器の回転を電気に変換しています。風のない時は発電できませんから、安定した供給とは言いづらいですが、二酸化炭素も排気ガスも出さず、クリーンで、設備と風があれば発電できます。地熱発電は、マグマの力を利用します。マグマ付近の地下に浸透した雨水が蒸気となったものを掘って取り出して発電に用います。
バイオマスは、生ゴミや家畜の糞尿など、動植物などの生き物から作り出される有機のエネルギー資源で、それを燃焼させたりすることでエネルギーを得ます。二酸化炭素を増やさない方法で燃焼できます。原子力はこのような再生可能エネルギーではありませんよね。
5,とは言え、完全な再生可能エネルギーとはまだまだ言えない
上述の項などで、ソフトバンクやLOOPなどの再生可能エネルギーを選択できる電力プランを提供しているPPS(新電力会社)はいくつか存在していますが、100%再生可能エネルギーの会社や仕組みはまだまだ、存在していません。
実際に再生可能エネルギーだけで供給となると、自然を利用したエネルギーなので、火力や原子力と比較すると、安定供給はまだまだ、技術的にむつかしく、できたとしてもおそらくはかなりの高額な電力になってしまいます。
また、安定供給できない事態になると、東京電力など大手電力会社の電力に自動的に切り替わる仕組み(供給元が変わるだけで、契約先はPPSのまま)なので、まだ、初めの第一歩といったところです。
もし、原子力や火力に依存しない電力を検討したいという事であれば、こういった自然エネルギー、再生可能エネルギーのプランを提供しているソフトバンクやLOOPなどの新電力会社も検討の一つに加えてみてはいかがでしょうか?