電力自由化で供給業者を選べるようになりました。災害時の対応などどこも魅力的なサービスをアピールしていますが、ソーラーパネルを設置していると非太陽光発電の家庭と比較すると割引率が低く、選択肢が少ないことが悩みになります。
そんな中でもソーラーパネル設置家庭でも、メリットがあるプランを提供している楽天でんきやLooopでんきなどもあります。特にオール電化の場合は、大きく料金が変わってくるのでしっかり調べてから判断しましょう。
電力自由化でいろいろな業者が契約できるようになりました。大手と比較して安くできることがメリットです。でもただしソーラーパネルを設置している場合、消費する電力が少なくてあまり安くならないことがあります。それでも他の特典と合わせることで、トータルで考えるとメリットがあるところもあります。
例えば楽天でんきの場合、月170kWh程度の電力量では契約できるプランがなかったり、割高になってしまいます。月348kWぐらいになるとかなりの割引になります。離島までカバーしていることでかなり注目の業者ですが、サポートもしっかりしているので災害時などでも安心です。災害時の対応や入会特典などもあるので総合的に判断するとメリットがあります。
電力自由化で新しい契約先を探している時は、オール電化のプランに注意する必要があります。ソーラーパネルを設置している家庭はオール電化にしている割合が多いので、多くの家庭で大手の電力会社と契約しています。この場合新しいところと比較すると割高になってしまう恐れがあります。それは大手の割引が大きいことが理由のひとつです。大手との契約は一度解約すると再契約はできないので、全てを明確にしてから切り替えましょう。
楽天でんきのようにオール電化のプランがないところもあります。そのような業者と契約すると年間で数万円の差ができてしまいます。電力自由化でサービスを開始した他の業者のなかには、ソーラーパネル設置家庭用のプランを提供しているところもあります。
Looopでんきは電力自由化でサービスを始めた独立系の業者の一つです。ソーラーパネルを設置している個人向けに新たなサービスを始めたのが「Looopでんき+」です。
住宅用太陽光発電システムにメリットがあるプランを提供できるようにと、発電された電力を卸してもらう契約をすることでお家プランの従量料金からさらに1円下げた価格で提供してもらえます。このプランは余剰電力の買取契約ではありません。
そのため余剰電力の量にかかわらず、従量料金から定額を引いてもらうことができます。この契約だと使った分だけお得になるので、量が少ない家庭でも確実にメリットがあるのでおすすめです。従量料金は地エリアによって異なりますが、割引額は一定なので、お得になるエリアもあります。
割引プラン名 | 割引額 | 概要 |
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ソーラー割 | 1円 |
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ソーラー割L | 2円 |
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太陽光発電の世帯に対して電気代を買取してくれるのがシン・エナジーの「卒FIT買取」です。電力自由化で全国的に展開している供給業者ですが、ソーラーパネルを設置している場合は、余剰電力を買取することで、毎月の電気代を相殺してくれるサービスです。
北海道を除いた全国9エリアでサービスを展開しています。買取額は7.50から9.50円/kWhの範囲でエリアによって違いがあります。契約する時には特に手数料も必要ないので簡単です。自家消費以外の少量の電力でどこかの業者と契約するよりも支払いが少ないことがメリットです。電気に関係する支払いが全くないと言う月もあるかもしれません。ただし買取だけの契約はできないので注意が必要です。
供給区域 | 買取単価 |
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東北エリア | 9.50 円/kWh |
東京エリア | 9.00 円/kWh |
中部エリア | 8.50 円/kWh |
北陸エリア | 8.50 円/kWh |
関西エリア | 8.50 円/kWh |
中国エリア | 7.65 円/kWh |
四国エリア | 7.50 円/kWh |
九州エリア | 7.50 円/kWh |
沖縄エリア | 8.00 円/kWh |