イーレックスが北陸進出!北陸電力とどちらがお得?


 北陸電力は長年北陸の人々の生活を支えており、人々の生活パターンに合わせてプランやサービスを設定しています。
 イーレックスは他業種と協力して新しいサービスを展開しています。どちらが電気代節約につながるかは世帯によりけりですので、今一度確認してみるのを推奨します。




北陸の生活を支えてきた北陸電力

 北陸の電気は長年、北陸電力が支えていました。近年、自由化された電力が登場し、多くの企業が電力供給サービスを開始しましたが、北陸まではその影響力がなかなか届いていなかったのが実情です。
 そんな中、エネルギー供給会社の老舗・イーレックスが満を持して進出し、北陸にも電力自由化の可能性を高めつつあります。電気は人々が快適に生活していく上で必要不可欠なエネルギーとなりました。
 しかし、今の快適さを損なうことなく、コストは最小限に抑えたいものです。では、自由化された電力と北陸電力のサービスとではどのような違いが出るのでしょうか。料金体系やサービス内容が各社で異なっていますので、それらを比較しながらそれぞれの強みを確認してみます。


北陸電力は使用パターン別にお得になるプランを設定

 まず、北陸電力のサービス内容です。会社独自で「ほくリンク」という会員特典を設けており、割引クーポンやプレゼントなどが送られます。
 また、電気の使用のパターン別に電力供給プランが分かれています。

 電力供給プランは一般家庭向けですと3つに分けられます。1つは「節電とくとく電灯」です。ピークが予想される時期や時間帯などを事前に通知し、その時間帯に節電協力をすることで割引を受けられるプランです。
 特に夏季・冬季の日中が冷暖房により電力供給のピークになるため、その時間帯に節電が可能であればこの節電とくとく電灯がお得となります。
 2つ目のプランは、「くつろぎナイト12」です。夜間や土日祝日に電力の使用が多い人向けのプランです。特徴としては、夜間と土日祝日の電気料金が平日の半分以下で、平日仕事で土日祝日に休みという生活サイクルの人にはお得な内容となっています。夜間料金となるのが0時から翌8時とたっぷり12時間あるのが利点です。
 3つ目のプランは、「従量電灯」です。一般家庭のほとんどがこのプランに加入しており、北陸も例に漏れずこのプランである世帯が多いです。電力自由化が可能なプランはこの従量電灯に加入している世帯となっており、先述した従量電灯以外のプランを使用している世帯は自由化への切り替えができません。


イーレックスは他業種との連携で新しいサービスを展開

 次にイーレックスのサービス内容ですが、自社発電を事業者とともに行なうことでコストを大幅に削減できているのが大きな強みとなっています。
 バイオマス発電というクリーンエネルギーによる発電方法で、電力会社から切り替えたとしても電力の質は損なわれません。会社の歴史も古く、エネルギー供給会社の中では老舗の企業といえます。
 北陸電力に比べプランの数は従量電灯のみとシンプルです。が、他業種の企業と連携を組んでおり、それによって新しいサービス体系を築いています。例えば、株式会社タニタとのコラボレーションで、歩数によってポイントを貯め、そのポイントを電気代に充当することができます。
 普段からたくさん歩いている人ほど割引が受けられますし、電気代節約と健康管理もかねてウォーキングを始めるきっかけにもなります。
 また、@niftyとも連携しており、電気代やサポートをまとめることができます。既存でプロバイダーを@niftyにしている人にとっては、確認がしやすく非常に便利です。


生活パターンの把握の後に切り替えを検討するのがおすすめ

 北陸電力は使用状況に合わせたプランやサービスを展開し、長年北陸地域の電気を支えてきた確かな信頼性が武器となっています。
 イーレックスは他業種とのコラボレーションで、柔軟で新しい発想のサービスが今後も期待できます。それぞれの世帯がそれぞれの電気使用のパターンを持っており、その使い方次第で電気料金は変動していきます。
 自らの世帯において、どの時間帯に使用料が増えるのかを把握し、それに応じてプランを見定めることで電気代は大幅に抑えられる可能性があります。電力自由化に伴い、電力会社側が今後サービスや特典を増やしていくことも考えられます。
 その流れを読んで様子を見るのもよいですし、元の電力会社へ戻ることも可能ですので、一度自由化された電力を試してみてもよいのではないでしょうか。