大手携帯会社であるソフトバンクとauですが、近年は電力会社としてもサービス提供をおこなっています。
ですが、プランの数や内容、そしてサービス面などに結構違いがみられるので、選択の際は注意が必要です。また提供エリアも、大きく異なります。特徴を押さえて、検討してみてください。
ソフトバンクでんきとauでんき
ソフトバンク・auといえば、いわずと知れた携帯会社でしょう。
改名前も含めれば、かなり古くから一線で人気を博し続けています。ですが電力自由化に伴い、これら2社は新たに電力会社としてもサービス提供をはじめています。
それが、ソフトバンクでんき・auでんきです。似た名称とはいえ、これら2社には多くの違いが見られます。特に目立つポイントとしては、提供エリアが挙げられるでしょう。ソフトバンクでんきが沖縄を除く日本全域である一方、auでんきは関東・中部・関西のいわゆる激戦区に絞った展開をおこなっています。
もし、提供エリアが重なる地域に住んでいるのであれば、やはりよりメリット豊富な方を選びたいといったところでしょう。双方の特徴を比較して、ベストな選択に繋げてください。
基本料金を比較
電力会社を検討するとき、やはり特に重視したい部分としては料金面が挙げられるでしょう。
新電力の魅力は、そもそも従来の電力料金より安くで利用できる点です。新電力に乗り替えを考えるなら、見逃せません。料金面を考えるとき、2社における料金プランが重要となってきます。内容も数も、双方で大きく異なるためです。
まずソフトバンクでんきの基本料金は、スタンダードS/X/L・バリュー・プレミアム・FITでんきのそれぞれに分かれています。
金額は、スタンダードが30Aあたり約842円、バリューは1kwあたり432円、プレミアムは1kwあたり468円、そしてFITでんきプランは30Aで約842円となっています。プランによって計算法が異なるのは、ブレーカー契約、スマート契約の2つの契約方法がそれぞれに割り振られているためです。一方auでんきはシンプルで、30Aで月842円のみとなっています。ソフトバンクでんきのプラン内容をチェックしつつ、理想的な選択すると良いでしょう。
通話料も合わせてお得に
大手携帯会社が提供する伝記プランなだけに、やはり携帯契約と合わせてお得になるサービスも展開しています。
ソフトバンクとauそれぞれに見られるので、この点もまた比較してみると良いでしょう。たとえばソフトバンクの場合は、「おうち割り」という割引プランが用意されています。これは電気代とスマホ通話料、そしてネット代をセットにすることで、最大で月額300円お得になるというものです。
auについては、「auでんきセット割」を利用する形となります。こちらもauスマホ通話料等と電気料金をセットにするもので、電気代に応じてキャッシュバックがおこなわれます。割合は、5,000円未満で電気料金の1%、5,000円~8,000円で3%、8,000円以上で5%といった具合です。また契約人数における割引率も用意されており、こちらは1人で年間1,319円、3人で年間6,312円、5人以上で年間7,912円です。いずれも、suWALLETプリペイドカード上でキャッシュバックされます。
ポイントが貯められるというメリット
新電力全体にいえることですが、多くの会社でポイント付与が利用できる形となっています。
独自のサービス制度を有していることが多い、民間企業ならではのサービスといえるでしょう。これにより、電気支払いをおこないながらちょっとした得に繋げることができます。とはいえ、これに関してはソフトバンクとau両方で利用できるというものでもありません。
制度が導入されているのはソフトバンクだけなので、注意してください。付与されるのは、大手レンタルショップTSUTAYAの「Tポイント」で、1,000円につき5ポイントがつきます。これはTSUTAYAのみだけでなく、コンビニやドラッグストア、その他通販ショップなど、あらゆるシーンで役立てることが可能です。利用方法次第で、お得に感じられることでしょう。