東京電力管内で一人暮らし向け!電気料金ランキング


電力自由化によって消費者が自由に電力会社を選択できるようになりましたが、各社の料金は異なっています。東京電力の管内で利用できる主要な電力会社であるHTBエナジー、大東エナジー、伊藤忠エネクスホームライフ、関東東燃ゼネラル石油、イーレックス、中部電力の六社だけでもそれぞれ料金に違いがあります。


東京電力管内の電気料金ランキング
1,電力の自由化と料金のこと
2,各社の料金の比較について
3,30Aの基本料金の違い
4,基本料金と電力量料金のランキング


1,電力の自由化と料金のこと

 電力の自由化によって東京電力の管内にある建物でも、さまざまな会社が供給する電力を利用できるようになりました。これまで同様に東京電力の電気を利用することも可能ですが、他社の料金と比べることで、一人暮らしをしている人もより安い電気料金で電気を利用できる場合があります。東京電力の管内にある建物で利用できる電気会社としては主なものに、HTBエナジー、大東エナジー、伊藤忠エネクスホームライフ関東、東燃ゼネラル石油、イーレックス、中部電力などの電力会社があります。
 これらの六社の会社の電気料金は異なっているので、利用したい電気会社を検討する際には、料金を比べることも一つの基準となります。ここではこれらの六社の料金を実際に比較して、ランキングの形式で説明します。電気料金は基本的に基本料金と電力量料金に分かれていますが、電力量料金は使用した分だけ支払う料金です。


2,各社の料金の比較について

 比較を分りやすくするために、同一のアンペア数を利用した場合の料金の比較をここでは行います。
 それぞれの電力会社では電気を利用する家庭の人数に合わせて、いくつかのアンペア数の中から選択して契約ができるようになっていますが、比較的多くの会社で一番少ないアンペア数のものとして採用されているのが30Aのものです。
 30Aは一度に使用できる電力の量が限られている分、基本料金が一番安いので、一度に大量の電気を使用するような機会があまりない一人暮らしをしている人などが利用することが多い契約です。
 契約は従量電灯という形式で行なわれるものが一般的で、これは使用した分だけ料金を支払う方法です。ここではまず、こうした30Aの従量電灯の契約をした場合の上記の六社のそれぞれの電気料金の比較を、ランキング形式で紹介します。


3,30Aの基本料金の違い

 30Aの従量電灯B契約の場合、上記の六社で一番基本料金が一番安いのは中部電力です。この会社はもともと中部地方にある家庭に電気を供給する会社でしたが、電力自由化によって関東地方の家庭でも中部電力を利用できるようになっています。
  中部電力の関東地方向けの電力供給サービスは カテエネプランというものですが、このプランで従量電灯を選択した場合、基本料金は1kVAにつき一月 262.80円で計算され、このプランでは30Aは3kVAに該当するので 一月の基本料金は788.40円になります。これは 上記の六社の中で一番安い基本料金です。
 次に基本料金が安いのは 大東エナジーです。この会社を利用した場合の 基本料金は一月あたり800.28円になります。
 またこれと全く基本料金が同じなのが HTBエナジーで、 東京大江戸プラン従量電灯Bというプランを契約した場合、一月あたりの基本は800.28円になります。


4,基本料金と電力量料金のランキング

 上記の六社の中で四番目に基本料金が安いのが、東燃ゼネラル石油です。一月あたり817.13円です。五番目に基本料金が安いのはイーレックスです。
 この会社の基本料金は838.20円になります。上記の六社で六番目に料金が安いのは伊藤忠エネクスホームライフ関東です。
 この会社の契約で誰でも選択可能な標準メニュープランAの場合、基本料金は1004.40円になります。ですがこの会社ではガスと一緒に利用することでセット割引が適用されるプランもあり、ガスセット割引プランBの場合には817.13円の基本料金になります。
 基本料金と同様に 電力量料金も各社によって異なっていて、 上記六社の中で120kWhまでの単価が最も安いのが大東エナジーで18.54円となっています。
 次に安いのがHTBエナジーの東京大江戸プランで18.46円になります。
 3番目に安いのが東燃ゼネラル石油で18.85円です。
 4番目に安いのはイーレックスで19.35円です。
 5番目に安いのは中部電力のカテエネプランで1kWhあたり19.42円になります。
 6番目に安いのが伊藤忠エネクスホームライフ関東の標準メニュープランAで19.52円になります。