電力会社を比較する前に電気料金の計算式を知っておこう
- 登録日:2017/01/23
- 電力会社の選び方 タグ:電気料金計算 | 電気料金 | 計算式 | 計算方法 | 比較
電気料金の計算は、消費電力であるワットに使った時間、さらに契約プランの1kwhあたりの電気量をかけた値で算出できます。月々使っている額を家電ごとに算出して、電力自由化や節電効果について考えるようにしましょう。
知っているようで知らない電気料金
1,電力自由化を考える前に知っておくべき電気料金
2,kwhとは何を意味しているのか
3,電気料金計算はキッチンを例に考えてみる
4,面倒な方はシュミレーションを利用しよう
1,電力自由化を考える前に知っておくべき電気料金
東京電力や関西電力を利用している方の中には、電力自由化に伴って電気料金の見直しを検討したいと考えている方も多くいるかもしれません。
毎月の支払いは家計にとって大きな負担となるため、料金を見直すことは大切なことです。ですが東京電力や関西電力以外を検討するとき、電気料金の仕組みについて把握したうえで考えることも忘れてはいけません。毎月払っているのだから、自宅で毎月どのくらいの額を支払っているか把握している方も多くいるでしょう。
ですが、月々支払っている額が、どのような内訳の料金となっているか把握している方は少ないのではないでしょうか。テレビや冷蔵庫、さらには洗濯機など、自宅にある家電製品では毎月多くの電気を使用しています。それらの家電製品に必要な電気使用料を知るために、電気料金計算を知っておくことも大切です。
2,kwhとは何を意味しているのか
電気料金計算について考えるときに必要となるのが、ワットの話です。ワット数やkwhなどのアルファベットに、理科の時間で苦しめられた経験がある方も多くいるかもしれません。ワットとはいわゆる消費電力のことで、Wの記号であらわされ、kの場合には単位が違うだけです。gとkgの関係を考えれば、kというアルファベットはそこまで気にすることはありません。そしてkwhのhというのは、時間つまり「hour」のhとなります。ワット数であるwと時間のhをかけることが、1時間あたりの電気使用量の計算方法です。この時?にhをかけたものならそのまま次の計算式に進めますが、Wにhをかけた場合には、whを1000で割ってkwhの単位に変換しましょう。ここまでの値に、現在契約している電気料金プランの1kwhあたりの料金をかけます。この計算方法で出た値が、毎月支払っている料金ということになります。
3,電気料金計算はキッチンを例に考えてみる
計算式がわかったとしても、具体的にどのように利用したらいいかわからないという方もいるのではないでしょうか。そのような時は身近な例に置き換えて、電気料金計算を行ってみるのも1つの手です。例えば毎日料理をする方であれば、キッチンでの電気料金を計算してみましょう。
オール電化の住宅であれば、料理をするときに必ず電気を使用します。例えばグラタンのようなメニューを作る時には、IHコンロを使った時間とkw数を調べて、その値にオーブントースターを使用した時間とkw数を足します。
2つを足した値が、グラタンを作るのに必要な電気使用量です。そして2つを足した電気使用量に、契約プランの1kwhの値をかければ、グラタンを作るのに必要な電気料金計算ができます。よく作る料理で料金を算出すると、電力プランを見返す時の参考にもなります。
4,面倒な方はシュミレーションを利用しよう
電気料金計算が自分でできるといっても、計算は面倒だし、合っているか不安という方もいるかもしれません。そのような方は自分で計算するのではなく、各電力会社の公式ページ上にあるインターネットサイトのシュミレーションを活用するのも1つの手です。
シュミレーションは消費電力のワット数と使用した時間、さらに契約プランの数字を入力するだけで、自分で計算する必要はありません。実際に電力自由化で見直しを考えるとき、複数の契約プランを比較して決めたいという方も多くいます。比較する時に、シュミレーションを活用することで、契約プランの数字を変えるだけで、料金がどのくらい変わるのかすぐに算出できます。またシュミレーションは、節電について考えるときにも役立てられます。消費電力が低い家電に買い替えるとしたら、月々どのくらい電気料金が異なるのか、簡単に計算して比較することが可能です。