電力自由化は意味ない?


これまでよりも電気料金を安くしたいならば、電力自由化で営業開始した新電力会社と契約することが最も手早い節約方法です。料金は消費量により違いはあり、セット割を活用する方法でも違いは生じます。

ライフスタイルに合わせた会社を利用すると、意味ないと思われがちな電力自由化でも十分に安くなるメリットを感じることは不可能ではありません。契約に際しては注意点もあり、各会社で提供しているプランによる違いも大きいので、しっかりとポイントを押さえて決めることが最適です。





料金は月ではなく年間でどの程度安くなるか

電力自由化でメリットを感じようとして、ネットから新電力会社を探す際には、各社のホームページでは電気料金のシミュレーションを行えるようにしている会社が殆どです。

検針票をお手元に準備すると、ネット上で簡単に料金を確認できるので、意味ないかどうかは表示された額面で判断できます。ここでの注意点は月にいくら安くなるという判断だけではなく、年間でいくら安くなるのかを計算することが必要です。

たとえ月に300円の価格差であまり意味ないと感じてしまっても、年間にすると3,600円もの節約を行える計算です。更に契約会社独自のポイント制度を設けていたり、引き落としに利用するカード会社が提供するポイントを得ることもできる場合が多いので、必ず年間でのメリットを考えることは基本です。



ガスや携帯、ネットなどのセット割りでのメリット

電力自由化に伴い、新電力会社は全国各地に沢山存在しています。全ての会社が安さを売りにしていることが前提にあり、今まで契約してきた大手電力会社よりもメリットを感じることができます。

契約希望者によってはあまり安くならずに意味ないと考えてしまうこともありますが、会社によってはガスや携帯電話の契約、ネット回線や灯油契約などセット割りをプランにしている場合もあり、セット割りを効果的に活用することで消費電力が少ないご家庭でも満足できる価格まで引き下げることは可能です。

ガスも電力自由化と同じように自由化されており、プロパンガスのご家庭は以前から自由契約、都市ガスのご家庭でも新電力会社が合わせて供給を行っている場合もあります。電力だけではなく、毎月に支払いが必ず必要とされるエネルギーやネット回線などのサービスを改めてみることも推奨できます。



環境に優しい電力を選ぶ事もできる

自然破壊が懸念されている昨今ですが、人や社会が成長する際には、必ずCO2を発生させてしまいます。文化的な生活を送る際には欠かせないことになる一方で、電力自由化を利用して少しでも環境に優しい生活を送るという意思も大切なことです。

生活や経済面でもゆとりのある方は、電力自由化で提供している線電力会社選びには、再生可能エネルギーを100%としている会社を選ぶ方法は非常に効果的です。

実際に家庭からのCO2の排出量の約50%は消費電力という統計があります。FIT電気や太陽光発電、水力発電、風力発電から供給された電気を利用することで排出量を大きく減らすことに成功できます。契約時には注意点はあり、CO2排出量をゼロにしている会社の場合は、料金は同等か少し高めです。安定供給は守られているので心配はいりませんが、環境優先の方にとっては良い選択肢です。



新電力の供給面の不安の嘘

新電力に切り替えをする際には、安定供給の面で不安を感じる方が非常に多く存在しています。国内では自然災害が増えている傾向にあり、毎年のように全国のどこかで停電が発生していることをニュースや新聞で目にすることができます。

震災による停電は電力会社に関わらずに起きてしまう傾向にあり、新電力に切り替えをしたことが原因となり、自宅だけが停電になるということは一切ありません。

仕組みは簡単で、新電力会社と契約を行っても、送電線やメーターは大手電力会社と同じものを使います。料金プランだけが切り替わるという方法なので設備の全てにおいて以前と変わりはありません。もしも、契約した新電力会社で何らかのトラブルが起きてしまっても、住宅の地域を管轄する元々の大手電力会社からの送電に自動的に切り替えられる仕組みなので、安定供給ができないという内容は完全に嘘と判断できます。