電力自由化で電気料金をお得にするなら電力会社を比較しよう

　電力自由化により、東京やその周辺地域では電力会社を選べるようになりました。住んでいる地域や利用しているサービスごとに料金に違いがあるので、比較する場合にはシミュレーションを行って実際の電気代を調べてみることが大切です。
　ここでは、首都圏を中心に人気の新電力会社のメリットやどの新電力会社を検討するとメリットが大きいかを紹介していきます。





　電力自由化に伴い、東京と周辺地域(埼玉・千葉・神奈川)にお住まいの方は多くの電力会社から自由に選ぶことができるようになりました。電力自由化以前は一般家庭では東京電力と契約を結んでいましたが、新電力を選択することで電気代を節約することが可能です。
　東京・埼玉・千葉・神奈川エリアでおすすめの新電力会社は、「東急でんき」と「HISでんき」の2社です。単純に電気料金を比較すると、これらの会社が最安値帯だからです。「東急でんき」はガスも供給していて、電気とガスのセットで申し込みをするとかなりお得です。
　「H.I.S.でんき」も他社と比較すると、料金が低く設定されています。ちなみにHISで旅行に行くと、回数に応じて年4回まで基本料金が無料になります。「HISでんき」は関西地方でも利用できるので、旅行に行く機会が多い方は検討してみると良いでしょう。

　自動車を利用している方でENEOSのガソリンスタンドで給油をする機会が多い方は、「ENEOSでんき」を検討することができます。ENEOSカード・シナジーカードで給油すると、ガソリン代・軽油代が割引価格となります。これらのクレジットカードを利用してENEOS電気の電気代の支払いをすると、ガソリン・軽油・灯油代がさらに1Lあたり1円引きになります。これに加えてクレジットカードで電気代の支払いをするとポイントが優遇され、1,000円ごとに6ポイントが付きます。
　「ENEOSでんき」の供給エリアは東京・埼玉・千葉・神奈川・山梨・群馬・栃木・茨城・静岡県の一部です。冬場に暖房用の灯油を多く購入する家庭でもお得です。ちなみに関西地区や中部地方にお住まいの方は、「myでんき」が選べます。


　au・ソフトバンク・楽天モバイルの各携帯電話を利用している方であれば、通信料と電気代をセットにすることで割引特典が受けられる場合があります。
　ソフトバンクは、電力自由化後に最初に電力事業に参入した通信会社です。ソフトバンクの携帯電話やインターネット回線を利用している方であれば、ソフトバンクの「おうちでんき」とセットで契約するだけで毎月100～300円割引となります。
　auスマホやauひかりを利用している方が「auでんき」に加入すると、毎月の電気代に応じて1～5%分がWALLETポイントで還元されます。例えば電気代が1万円であれば、500円分のポイントが貯まります。
　楽天モバイルを利用している方であれば、「楽天でんき」とセットで申し込みをすると割引特典が受けられます。楽天カードで「楽天でんき」の支払いをすると楽天スーパーポイントが貯まるので、電話・クレジットカード・電気を組み合わせるとかなりお得です。

　電力自由化後は、法人だけでなくて一般家庭でも安い電力会社を比較して選ぶことで電気代を大幅に節約できる可能性があります。電気料金の料金体系は複雑で、人によってお得な新電力会社が異なります。自分に合ったお得な電力会社を見つけるために、公式サイトのシミュレーション機能を活用して比較をするようにしましょう。公式サイトにアクセスすると、トップページに電気料金のシミュレーションのリンクが設置されています。
　公式サイトのシミュレーションは現在の契約内容や、ガス・電話・クレジットカードなどの利用状況を入力するだけで、どれくらいの節約ができるか確認ができます。会社によっては期間限定のキャンペーンなどが実施される場合もあるので、電力会社を選ぶ場合には各社のサイトをチェックするようにしましょう。