日本初の自然エネルギ100%の「グリーナ電気」とは?
- 登録日:2018/12/03
- 電力会社の選び方 タグ:グリーナ電気 | 自然エネルギー | 太陽光 | バイオマス | 地熱
東日本大震災による原発事故や世界的な異常気象の常態化に見られるように、人類はエネルギー利用の在り方の再検討を迫られています。火力発電では二酸化炭素排出量の増加という問題が、原子力発電には原子力自体の危険性など、従来基幹電力を担ってきた発電方法には深刻な問題点を抱えていることが明らかになっています。
そのような中注目を集めているのが、太陽光や・バイオマス・地熱などの自然エネルギー由来の発電方法になります。
日本で唯一の100%自然エネルギーの新電力会社
このように自然エネルギーへの転換を迫られてる日本にあって、100%自然エネルギーの新電力会社「グリーナ電気」が誕生しました。太陽光や地熱・風力などが発電源の電気では値段が嵩むとのイメージがありますが、グリーナ電気ではエコとお得を両立できるプランを提供しているのがメリットです。
たとえばグリーナ電気の「グリーナスタンダードプラン」なら4人家族の世帯では、1年間あたり10000円異常節約できる場合もあります。さらにグリーン電力証書を購入する発電所を選択できる「グリーナRE100プラン」では太陽光や地熱・風力などの自然エネルギー由来の電気だけの使用を実践することが出来るのです。
グリーナ電気へと電力会社を変えるだけで、二酸化炭素削減の取り組みをサポートできるのが大きな魅力と言えます。
バイオマスって何?
グリーナ電気が採用する自然エネルギー源にはバイオマスも含まれています。バイオマスとは動植物を原料にした再生可能な有機性の資源のことを指しています。具体的には木材や生ごみ・動物の死骸や糞尿・プランクトンなどを原料にした燃料を使用することで発電を行います。
通常はこれらの有機性素材をペレット状に固めたものを燃焼してタービンを燃やすことになるので二酸化炭素を排出します。しかしこれらの二酸化炭素は、自然界に存在していたものなので総量としては増加するわけではありません。
この点に化石燃料を燃焼する従来型の電力発電との明確な違いがあります。木材を原料にするバイオマスでは森林資源の活性化や雇用創出など副次的効果も見込まれています。
小水力って何?
従来から活用されてきた自然エネルギーには水力発電があります。典型的なのは巨大なダムを作うスタイルが一般的でした。これに対して新エネルギーのひとつに分類される小水力発電では1000kw以下のものを指すとされています。
発電量が僅少なため従来は等閑視されてきましたが、地域密着型の設備なので送電線整備などの設備投資はさほど必要とせず、設備利用率も50-80%と太陽光発電に比較しても5-8倍もの電力量を発電可能です。その上、小水力の潜在的発電量は膨大で日本全体で300万kwもの未開発包蔵量が存在するものと推計されているわけです。
河川の水をためることなく一般河川や農業用水なども活用できるので将来性に期待が集まっています。
えねぱその申し込み方
「えねぱそ」とは個人向け電力証書のことで、発売最小単位は500kwから価格は5000円前後になっています。いくら自然エネルギーを利用した電力を使用したいと考えても私たちが毎日使う電気には色がついて折らず原料別にえり好みすることは出来ません。
そこで自然エネルギーで販売したと仮定した場合の額を支払うことで、「環境価値」を購入するわけです。つまりえねぱそを購入することで、風力や小水力など発電方法で削減された二酸化炭素量に価値を見出し、間接的に自然エネルギーを支援することに繋がります。
ところで、えねぱそを購入するには「エナジーグリーンサイト」の事務局の申し込みフォームに必要事項を記入し、請求書記載の口座に前金で振り込みます。確認後PDFファイルで電力証書が送信されるわけです。紙ベースで証書を発行する場合、1通あたり1000円の手数料が必要です。