「銚子新電力株式会社」の設立がリリースされました


 銚子市において、銚子市と民間企業がタッグを組んだ電力会社が設立されました。
 自然エネルギーを使った電力供給を行い、銚子市で電気の地産地消を目指します。発電だけでなく、効率的な電気利用のシステムの構築なども行います。





自然エネルギーを生かした電力会社の設立

 日本では、元々地域ごとに電気の供給を行う電力会社があり、現在も多くの電力の供給を行っています。
 主に火力発電、水力発電、原子力発電による発電と供給を行っていますが、それ以外の自然エネルギーを用いた発電や供給はそれほど活発に行っていません。電力自由化以降新しい電力供給会社が電気の供給を行うようになり、それらの会社では自然エネルギーを活用した会社も多くあります。
 千葉県の銚子市では新たに銚子新電力株式会社が設立されることになり、その設立にはLooop、エックス都市研究所、そして銚子市が共同で運営をしていきます。銚子市は太平洋側に面した市で、太陽光エネルギーを得やすい地域として知られています。さらに太平洋からの風も受けることから、風力エネルギーも多く得られる可能性があります。それらから電力を得て供給を行う事業になります。


太陽光発電や蓄電に実績のある会社が加わる

 自然エネルギーの一つとして太陽光があります。光が化学反応をするときに発電をする仕組みを使う方法で、貼れている昼間であれば安定的な発電が行えます。
 夜や雨、雪など天候などに左右されることはあるものの、日本においてはそれなりに太陽光パネルの設置が進められています。銚子市では新たに銚子新電力株式会社が設立され、自然エネルギーを元にした電力供給を行おうとしています。
 Looopは、これまで全国において太陽光発電装置であったり蓄電池などの設置を行ってきた会社です。電力自由化以降各地域で新電力会社として供給の実績もあります。こちらで新たに設立される会社においても、太陽光発電の技術や蓄電の技術を提供し、安定的な発電と電力の供給の柱になってくれるのでしょう。銚子市に住んでいる人たちにより使いやすい電気のサービスになるかもしれません。
 ただし、天災の影響で太陽光発電などが安定供給が難しくなったとしても、電力自体の供給はしっかり行われます。不測の事態になった場合は、東京電力からの供給に自動的に切り替わるので、銚子新電力株式会社からの供給難になっても、電気が供給されなくなるという事はありません。切り替わっても、支払い自体は、銚子新電力株式会社の契約内容で銚子新電力株式会社に支払うので、東京電力のバックアップがなされたとしても、料金などに不安を感じる必要がありません。


色々な自然エネルギーの研究をしている会社

 電気を作るためには発電が必要ですが、日本では主に火力発電、水力発電、原子力発電による発電がおこなわれています。火力発電では燃料が必要で、水力発電にはたくさんの水、そして原子力発電にはいろいろな問題があります。
それら以外の新たな発電の仕組みの研究が進められていて、実用化としては太陽光発電や風力発電の設備が全国にできつつあります。それ以外にも地熱を使った発電、再生可能な資源を使った発電などの取り組みもあります。銚子市で設立された銚子新電力株式会社ではエックス都市研究所が運営に関わりますが、この会社はいろいろな新しいエネルギーを利用した発電の研究を行っています。銚子市の自然を生かした発電もあるでしょうし、省エネなどの取り組みなどにも力を入れてくれるかもしれません。電気を通じたいろいろな取り組みが期待されます。


水産関連事業者から銚子市内への供給

 銚子市には、日本屈指の水揚げ量を誇る銚子港があります。近くに良い漁場があることから、多くの漁業関係施設があり、もちろん運営のためには多くの電気を必要としています。これまでは電力会社からの供給を受けていましたが、新たに設立される銚子新電力株式会社から電力の供給を受けることになるようです。
 港の運営にはそれなりに電気が必要ですが、電気のコストが下がればその分提供される魚介類のコストも下がる可能性があります。銚子市からより安く全国に魚介類が提供されるようになるかもしれません。まずは水産関連事業に対しての供給をメインに行い、さらに銚子における電力供給などを行っていきます。全国において電気の供給の実績のある会社なども加わるので、安くて安定的な電気が使えるようになるかもしれません。