大手電力会社のメリットとは?九電みらいエナジーの例


九州電力を親会社として持つ九電みらいエナジーは再生可能エネルギーの開発などを専門に行う会社で2014年に設立されています。


電力会社直結の新電力事業会社
電力会社のバックアップが心強い
クリーンエネルギー開発に積極的な企業
電気料金の節約だけに特化した設定
料金制度は電力会社と同じ設定


★電力会社のバックアップが心強い

 2016年4月に開始する電力自由化によって既存の電力販売会社も見守るだけでなく自社の事業を守る策に出ています。九州電力もその会社の一つです。新エネルギーの開発はかつてから行ってきましたが、いまだ実現できずにいる事実もあります。電力自由化も見据えて本格的な新エネルギーの展開をできる会社の設立と九電みらいエナジー株式会社を2014年に設立しています。この会社は、再生エネルギーの開発と導入を主目的としており、開発促進を行うため九州電力のバックアップを受けて設立した会社です。地域社会の貢献はもとより、再生エネルギーの活用による環境保護を行い業界をリードする事を約束している会社となります。電力自由化の新規参入会社としては電力会社よりの位置づけになりますが、電力会社のバックアップを全面的に受けている安心感と既存の発電所の活用など新電力に対する顧客の不安感を払しょくできるところが特長となっています。


★クリーンエネルギー開発に積極的な企業

 九州電力を親会社として持っているところが一番の特徴です。長期的な開発や電力供給など電力事業を行う上での基盤が万全に整っているところが大きなメリットとなっています。そしてすでに開発を行っている再生可能エネルギーの発電を実践できているメリットもあります。太陽光発電や風力発電、地熱発電、バイオマス発電、水力発電などクリーンエネルギーの活用は開発コストもかかるため実用に持っていける企業は数少なくなっています。その中で九電みらいエナジーはすでに実践できている数少ない企業でもあります。環境問題を重要視している顧客や企業の増加に伴い、今後注目される企業の一つにもなっています。今後新電力を供給するにあたって新しい発電所の開発は必須です。その中で、運用する事業会社はありますが、計画から調査、建設まで一貫した体制を貫く会社は多くありません。九州電力のバックアップを受けているからこそできる体制なのです。


★電気料金の節約だけに特化した設定

 顧客へのサービスは主に電気料金の還元を目的としています。電気料金の節約という観点では大きな割引率を提供することが可能になっています。そして需要が多い関東エリアに電力販売を開始していることも特徴です。電力自由化における競争は関東を中心に行われることが想定されています。関東地域でサービスをできないことは今後の将来的な不安も残るため積極的に関東地域への参入を決めているのです。また九州をふるさとに持つ関東に住む人に対して九州電力との連携を行い、親孝行サポートやみまもりサポートなどの商品を展開していることも一つの特徴です。また、電気料金に応じて日本航空のマイレージと連携を行っており、 日本航空のマイルがたまるプログラムの展開も行っています。また航空券やマイルのプレゼント、九州特産品のプレゼントなどを抽選で当たる新規入会のキャンペーンも行っており顧客獲得へ積極的な姿勢を見せています。


★料金制度は電力会社と同じ設定

 料金プランはシンプルに組まれています。基本プランMは一般家庭向けの料金プランです。季節や時期に関係なく利用料ごとに料金を段階的に設定します。この方法は九州電力と同様です。しかしその単価は東京電力と直接契約するより安く設定されていることが特徴となっています。基本プランLは店舗や事業所、オフィス向けの料金プランです。こちらも同じく利用量ごとの段階的料金設定を行っており、季節や時期や時間帯に影響はない設定になっています。従って電気料金が現在高い人ほどお得になる可能性が高く、電気料金が比較的安い単身世帯などはあまり恩恵を受けない可能性が高くなっています。ほとんど電気を使用していない場合には、逆に価格が高くなってしまう可能性もあるため注意しなければなりません。口コミでも大口や電気の使用量が多い家庭には支持されているのが現状です。 九電みらいエナジーもホームページでシミュレーションを用意しています。