電力自由化により、電力供給会社や契約プランの見直しを実行してみましょう。
また、オール電化住宅に変更し、エコキュートを設置できるのであれば、検討してみましょう。電気代を少しでも節約し、教育費や老後の貯蓄に廻したいものです。
オール電化住宅でエコキュート使用は経済的
1,電力自由化で考えよう
2,オール電化住宅を考えよう
3,電力供給会社の比較と契約プランの見直し
4,給湯を電気で行うエコキュートは安い
1,電力自由化で考えよう
電力自由化は、2016年4月から始まりました。電力供給会社を選べるようになりました。
各地方において選択可能な電力会社は、異なりますが、従来とは違い選択肢が増え電気代やその他サービスの比較を行い、有利な電力会社を選びましょう。
メリットは、電気代の節約、これが第一となるでしょう。比較検討を行うウェブサイトも増えました。
居住地情報を入力し、現在の契約電力量・過去1年間の月ごとの電気使用量・夜間使用が多いか・日中使用が多いかなどの条件を入力すれば、簡単に他の電力会社との料金比較を行ってくれます。
契約年数を多くすればコストが安くなるのか1年・3年・5年のようなスパンでコスト回収年次が判るように表示してくれます。
このような比較検討を行い、最も電気代が節約できる住宅とは、どのような住宅かも焦点に入れて、
オール電化・エコキュートの住宅を考えてみましょう。
2,オール電化住宅を考えよう
オール電化住宅と何か。簡単におさらいすると、
電力・給湯の熱源を、全て電気にするという住宅です。
調理・煮炊き・給湯・お風呂沸かしにガスを一切使用しません。暖房にガスや灯油を一切使用しません。
家の中に直火が存在しないということです。オール電化住宅とは、冷房・暖房はエアコン。調理煮炊きはIHクッキングヒーター。給湯・お風呂は、エコキュート。
エコキュートは、空気の熱でお湯を沸かすことができる電気給湯機です。
電気代の安い深夜に夜間電力を使い、お湯を沸かし、断熱タンクに貯湯しておく仕組みです。
急な来客が増えたりして、お湯が少なくならないように事前に設定変更をしておいたり、貯湯量が少なくなると自動で沸かしてくれるのが、自動沸き増し機能です。
タンク残量が少ないが、今日はもうお湯が不要であれば、自動沸き増し機能を停止することも可能です。
家族人数に応じた適切な使用量を把握し、いかにお湯を少なく作るか設定を適時見直すことをお勧めします。
3,電力供給会社の比較と契約プランの見直し
各電力供給会社の契約電力の電気料金を比較調査し、いかに電気料金を節約できるか検討すると同時に、その電力会社がもつオプションプランの見直しも同時に行いましょう。
各電力供給会社では、いろいろなプランが準備されていますが、主に深夜の電力使用量が少ないため、夜間電力の電気料金が安く設定されています。
これは何を示すかというと、深夜に電気を使用すると安いですよということです。
ですが深夜は基本的に皆さんは就寝して活動をしていませんので、電気の使用は少なくなるのが通常です。
工場などの24時間稼働しているところは別ですが。
そこでエコキュートなどは、電気料金の安い夜間電力を使用し、お湯を作り、断熱タンクに貯湯し、必要な時間にそれを消費するシステムとなっています。
仕事も含めたライフスタイルを変更するのは容易でないが、多少のイニシャルコストをかけてコスパ最高なオール電化住宅に見直しするのも一考です。
4,給湯を電気で行うエコキュートは安い
例えば関東地方都心に居住する世帯の電気代を例に記します。
築7年の分譲マンションに居住、床面積は73平米程度の3LDK。3人家族で、夫婦共働き、子どもは小学6年生。
オール電化住宅でエコキュート使用。このような家族を例にとり、1年間の電気使用量と電気料金をみてみましょう。
もちろん各々の世帯によるライフスタイルや生活における価値観の相違により使用量は、大きく異なります。ですが本文のテーマは、電気使用量における費用の節約が大きなテーマになっておりますので参考に記します。
6月に221kwh、1・2月に299kwhで、年平均249kwhです。料金は、4月に4856円、2月に6154円で、年平均5548円です。
この金額を安いか高いかは、皆さんの判断にお任せするとして、このようにランニングコストであり恒久的に必要な電力を、いかに経済的に使用するかは、今後より一層考慮すべき項目の一つとなるでしょう。