「電力自由化の疑問」スマートメーターの導入と設置って何?
電力自由化がはじまり、さまざまなプランが提供されています。自分の住宅や電力の使用のしかたに応じて、メリットの大きなプランに切り替えれば、電気料金を安くすることができます。手続きに置いて、電気メーターをスマートメーターに交換する必要があり、多くは無料で行ってくれます。
電力自由化とスマートメーターへの切り替え
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電力自由化のメリット
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スマートメーターとは
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電力プランを選択する
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切り替えの手続きについて
★電力自由化のメリット
今年の四月から、電力自由化が開始し、自由に電力会社が選択できるようになりました。電力自由化のメリットとして、電気料金が安くなることが挙げられます。しかし、どのぐらい安くなるかは、各家庭での電力の消費の仕方や切り替え先のプランによります。両者の組み合わせによっては、ほとんど変わらなかい場合もあるので、事前に良く調べておくことが重要になります。電気料金の高い世帯は安くなることが多いですが、電気消費量の少ない単身世帯は、メリットが少ない傾向があります。その場合は、一律で何%オフとか、キャンペーンやポイント還元などのプランがあるところを選ぶと、メリットが増えます。切り替えは基本的に無料であることが多いのですが、早期の解約(切り替えから1、2年以内)では、違約金を支払わないといけない場合があるので、注意が必要です。
★スマートメーターとは
電力の切り替えにあたって、スマートメーターに交換することが必要になってきます。現時点ですでに交換されていれば不要ですが、まだの場合は、その交換も手続きの一つに入ってきます。スマートメーターとは、情報通信機能がついた新しい電気メーターです。30分ごとの電気の使用量が分かったり、検針の手間を省けるデジタル型のメーターで、将来的には、全世帯のメーターをスマートメーターに換えるために、交換が進められています。スマートメーターへの交換は、基本的に無料で電力会社が行っています。(状況によっては、工事が必要な場合もあります。)しかし、電力自由化に便乗した詐欺商法で、電気メーターなどの機器の交換を高額で勧めてくる詐欺が報告されているので、要注意です。メーターの交換は、場合によっては数分程度の停電がある程度で、すぐに終了します。
★電力プランを選択する
実際に、現在の電気の供給会社から他の会社に変更する場合、色々な項目をチェックしなければいけません。まず、現在の住宅が、電力を変更できるかどうかです。マンションや賃貸物件によっては、一括で指定の電力会社から供給されていることがあり、その場合は変更できないことが多いのです。そして、居住エリアによって、選択できる会社が限定されてきます。その中で、自分の電力の使用の仕方(何アンペアでどのくらいの電力を使用しているか)に合ったプランを選択しないと、メリットが少なくなります。また、多くのプランで、キャンペーンやポイント還元、セット割引を行っています。その中で、自分に合ったものを選ぶ必要があります。例えば、携帯やプロバイダとのセット割引の場合、それを当分は使用するなら、安くなります。普段自家用車を運転している場合は、石油会社のガソリン割引サービスがお得になります。
★切り替えの手続きについて
電力の切り替えが可能な住宅に住んでいて、メリットの大きいプランに変更する場合、実際の手続きはこのようになります。変更先の会社のウェブから申し込んだり、電話で申し込みます。スマートメーターに交換されている場合は、数日で手続きが終了しますが、まだの場合は、交換の日程調整で二週間程度かかってしまいます。どれぐらいの日数で手続きが完了するかは、時期や地域によって異なり、混んでいる場合はもっとかかることもありえます。メーターの交換は、現在の電力会社が原則無料で行ってくれます。また、現在の電力会社の契約の解約も、変更先の会社が行ってくれます。ちなみに、万が一変更先の会社が倒産したり、電力の供給が停止した場合も、もともとの電力会社などがかわりに供給してくれるシステムになっています。また、解約が無料の場合は、また元の電力会社に戻すのも簡単です。